全体防御率とは

いわゆる、ダメージカット率のこと。

前回の紹介したダメージ計算によって算出されたダメージから、更に軽減される割合のこと。
例えば近接(無属性)武器のダメージ計算は本来…

基本攻撃力×モーション値÷100×斬れ味補正×会心補正×武器補正×斬撃or打撃肉質

で計算される。
で、実際はこの計算結果に加え、全体防御率というものが掛けられて、最終的なダメージが決定する。


例えば、攻撃力1200、会心率0%の白ゲージ大剣で、肉質50の部位に溜め3を当てた。
(大剣の武器係数は4.8なので基本攻撃力は250、白ゲージの斬れ味補正は1.32倍)
した場合は…
250÷100×130×1.32×50%=214のダメージになる。

しかし、全体防御率が90%だった場合、このダメージに更に0.9倍の補正がかかり、
実際のダメージは192となる

全体防御率は数値が低いほど、軽減率が上がるため、ダメージが小さくなる。
野球の防御率のようなものですね。

全体防御率は、主にクエストの難易度によって変化する。

下位、上位、G級とも、モンスターの肉質は基本的に変化しない。(G級専用肉質に化ける奴もいるが)
クエストの難易度が上がると、体力そのものが上昇し、全体防御率が下がる。
難易度の高いクエストほどタフになるのはコレが原因である。

全体防御率はおおよそ、下位なら90〜100%、上位なら70〜90%、G級なら60〜80%程度だろう。
MH3Gの一部の超難関クエストでは全体防御率41%とか言うとんでもなくタフな個体が登場した。
MH4GのLv140ギルクエでおおよそ55%くらいのようだ。

全体防御率の低下により、与えられるダメージ自体が減少するため、ただタフになってるだけでなく、
怯みも起こしにくく(部位破壊も困難になる)、難易度を上げる原因にもなっている。

全体防御率を無視できる攻撃は限られている。

爆弾系アイテムや、ガンランスの砲撃、拡散弾の爆発、バリスタや大砲、撃龍槍、巨龍砲、肉質を無視するが、
全体防御率は影響を受けてしまう。

全体防御率を無視してダメージを与えられるのは、毒、爆破のダメージ、釣り上げ成功時の固定ダメージくらいである。
MH3Gの超難関イベクエは全体防御率が途轍もなく低かった(0.41倍らしい)ので毒が相対的に強かった。

モンスターの中には、状態によって全体防御率が変化する奴もいる。
例えばリオレウスの怒り状態は攻撃力が跳ね上がるが、実は全体防御率が1.1倍程度に上昇し、
与えられるダメージは増えているシリーズもある。諸刃の刃と言った感じか?

ちなみにジンオウガ原種は超帯電状態になると、肉質が軟化する。全体防御率は変化なしのようだ。
ジンオウガ亜種は龍光纏い時は逆に肉質が硬くなる。

ドボルベルク、アカムトルム、ウカムルバスは怒り状態になると、全体防御率が低下するようである。
タフく感じるのはこれも理由だろう。


→次の記事

併せてよく読まれる記事

同カテゴリーの他ページ
他のカテゴリーも見る