前回、モンスターの怒り状態について紹介しました。
ここでは怒り状態とは真逆の状態。
モンスターは動き続けるうちにスタミナを消耗し、終いには疲れきって動きが鈍くなります。
これが疲労状態です。
この間は大きなチャンスタイムとなります。
疲労状態とは
モンスターにのみ存在する状態で、簡単に言えば怒り状態と真逆な感じ。
(昔のシリーズではハンター側にも疲労の状態異常があったが、最近のシリーズでは無くなっている)
モンスターもずっと暴れていると、段々バテてくるのである。
実際には、モンスターにはスタミナという隠しパラメータが存在し(後述)、 色々なモーションを行うことで消費していく。
また、初期スタミナ値はクエストの難易度が高くなるほど増える傾向にあり、
シリーズによっては同一クエストでも個体ごとに初期値がランダムだったりする。
スタミナ消費量はモンスターによって異なる。
ダントツで多いのはイビルジョー(ただ疲労中も結構暴れる。)
このスタミナ値がゼロになると、モンスターは疲労状態になる。
疲労状態になると、モンスターは口元から涎を垂らすようになる。
そして如何にも疲れ果てたような状態になる。
また、身体の色が変わる者(弱々しい色)も居る。
この間は怒り時とは逆に動きが鈍くなり、次のような動きを見せる。
- 全体的に行動速度が遅くなる。大体0.8倍程度。
- 威嚇したり、何もしてこない(息切れモーション)ことが多くなる。
- 一部の攻撃が不発になる。(口から吐くブレスが出なくなったりする)
- 脚怯みで転倒しやすくなる。また転倒時間も長くなる。
- 罠での拘束時間や閃光玉の効き目時間が通常時よりも長くなる。
- 音効果で怯ませても、直後に怒り状態に移行しなくなる奴もいる。
等等
絶好の攻撃チャンスなので、ここでありったけの火力をぶつけておきたい。
間違ってはいけないが、疲労状態=瀕死状態を思い込んでしまう人がいるが、
全く別物なので気を付けたい。(瀕死は脚引きずりモーション)
疲労は一定時間で回復する。
おおよそ30秒〜120秒程度。
モンスターによって異なる。(最近の希少種連中は復帰が早い傾向にある。)
疲労終了時は咆哮や罠解除モーションが合図で、ここからは通常状態に戻る。
この時スタミナが一定値回復する。これもクエストの難易度によって回復量が異なる。
ちなみに疲労中に与えたダメージも、疲労終了後の怒り状態蓄積値に加算されるため、
疲労中にある程度ダメージを与えると、疲労解除と同時に怒り状態になる。
捕食により、自ら回復を図ることも!
モンスターの種類、あるいは気分によって、
自然回復まで待たずに、自分からスタミナ回復を図ることがある。
これが捕食行動である。
なお、疲労状態に入ってからではなく、
ある程度消耗してくると、モンスターの思考ルーチンに「捕食」が選ばれる確率が上がってくる。
捕食には次のパターンがある。
- 特定エリアへ移動し、特定のオブジェクト(採取場所やモンスターの死骸等)を捕食する。
- 特定のエリアへ移動し、小型モンスターを仕留めて捕食する。
- ハンターに対して拘束攻撃を行い、そのまま捕食攻撃へ移行する。
上2種の捕食の流れは、
エリア到着→小型を殺害 or オブジェクトに移動→いただきます→ご馳走さまでした
ハンターに対しては、
拘束開始→一定間隔で食いつくような攻撃→拘束フィニッシュ攻撃で終了
となる。
捕食が完了してしまうと、疲労状態はその時点で終了する。
完食するまではある程度時間をかけるし、その間は基本こちら側に対しては無放備になるので全力で阻止しよう。
ここで怯ませたり、拘束したりと、何らかの手段で妨害できれば、疲労回復は失敗に終わる。
スタミナが僅かな状態で阻止できれば、間もなく疲労するので大きなチャンスになるわけだ。
ハンター対する捕食については、
拘束攻撃フィニッシュ時にスタミナが回復するモンスターが多いが、
一部のモンスターは最初の1発目で回復する奴もいるので注意したい。
モンスター疲労状態、もしくはスタミナ切れが近くなると、エリアチェンジを行う確率が上がるので、
それを見失わないように追いかけよう。
ペイントボールでマーキングしておくと「そらをとぶ」奴も見失いにくい。
よってモンスターがエリアチェンジした場合、最低限の回復だけ行い、すぐ追いかけることを意識すると良い。
(捕獲を成功させたい場合、寝るまで待った方が良いケースもある。←この場合脚を引きずりながら移動する。)
疲労しないモンスターも居る
そもそもスタミナの概念がないモンスターも居る。
最も多いのは古龍種だろう。
他にアカムトルムやウカムルバス、激昂したラージャンも疲労しない。
MHXでは、二つ名である金雷公ジンオウガ、燼滅刃ディノバルドも疲労しない。
また獰猛化モンスターは全て疲労しない。(減気は効果がある=減気怯みのみ)
クシャルダオラは古龍でありながら、疲労する。
疲労時間にゆらぎがあり、涎も出さないのでやや分かりにくいが。
イビルジョーは疲労しやすいものの、疲労中も防御DOWN攻撃を行ったり、速度も落ちないなど、チャンスとは言い難い。
モンスターのスタミナに関する、コアな話
で、モンスターのスタミナだが、初期値はクエストの難易度によって変わってくる。
- 下位クエストは400~600程度
- 上位で600~800程度
- G級で800~1000
くらいになっている。(例外多数)
またスタミナを消耗する方法もいくつかあり。
- モンスターの攻撃によっておおよそ0~20程度消耗する。(大技ほど消耗が多い)
- ハンターの攻撃による怯みを起こした時に大体15程度
- 空中や地中に居るところを怯ませるてダウンを奪うと50~100と大きく減少する。
- 尻尾切断時に大体50消耗する。
- 打撃武器で減気値を蓄積させたときに200消耗させられる。(減気怯み発生。打撃での攻撃は直接スタミナにダメージを与えているのではなく、減気値を与えている)
- イビルジョーは走るだけでも消耗する(直ぐに疲労になるのはこのため)
これらで減算していき、スタミナが0になると疲労する。
但し、怒り状態の時にスタミナが0になっても、即座に疲労状態になるわけではない。
この場合怒り状態が終了するまで持越しとなり、怒りが解除された時点から疲労状態になる。
ジンオウガの超帯電状態、亜種の龍光状態時も疲労状態にはならない。解除と同時に疲労する。
ジンオウガ亜種は疲労中でも帯電を行い、チャージ完了すると、疲労がその時点で強制終了して龍光状態になる。